浜地酒造株式会社(その3) [蔵元見学]
ども。蓮子です。
※「浜地酒造株式会社(その2)」の続きです。
この先の左手側には、以前、酒造りが行われていた蔵があります。
資料館を見学する際は、売店の方や蔵の関係者の方に「見学がしたいんですが…」と一声かけてからになります。
(先日までの電話での予約等は必要ないそうです。当日蔵元にきてから、一声かけてもらえれば資料館が見学できるそうです。)
さて。蔵元の方の案内で先に進むと…。
少々、ひんやりとした蔵の中にタンクが設置されていました。
機械が常時温度管理を行っており、このタンク一つで、一升瓶9,000本ぐらいが入るそうです。
ちなみに、タンク近くの柱には…。
…という説明文が貼り付けられていました。
最近は日本酒の消費量が年々減っている関係で、タンクの中身がある程度減った時点で、日本酒を醸造している…というお話を聞きました。
出来れば、実際に醸造している「現場」を拝見したかったのですが、資料館が公開されているので、まずはそこを拝見してみましょう~。
資料館自体は思っていたよりも小さかったですが、いろいろなものが展示されているようです。
杉能舎の由来…という説明文があります。
創業が明治三年であること、そして、よい日本酒を醸す為に、背振山系の清冽な伏流水、麓で大切に育てられる良質の酒米、芥屋杜氏の伝承の技が一つになって生み出されていることが説明されています。
ちなみに杜氏(とうじ)ですが、酒造りを行う職人さんたちを束ねる監督者のことで、酒造りに関するすべてを請け負う方のことです。
あと、芥屋(けや)というのは杜氏の流派だそうで、福岡県糸島郡志摩町芥屋に数名の方がいらっしゃる…のかな。
正直に言いますと、申し訳ありません。私も流派についてはほとんど知らず、今回、ネット等で調べた範囲でしか分かっておりません。
今後、詳しく分かったら、その時に別途記事にしたいと思います。
資料館には、酒造りの際に使用される道具がいろいろと展示されています。
酒米と水についても説明文が公開されています。
山田錦は酒造好適米としては有名なお米で、茎が長いため強い風が吹くと倒れやすく、倒れてしまうとお米の質ががくんと落ちてしまう手間がかかるお米です。
兵庫県で多く栽培されていますが、福岡県糸島郡でも山田錦が栽培されているそうです。
上記が山田錦の精米状態になります。
撮影者(もちろん?私です)が初心者ゆえ、右にいけば行く程どれだけ精米されているのか分かりづらいですね…。
なので、メモを取った…はずだったのですが、何故かどこにも痕跡がない。なんで?
ぅぅ…と内心うなりたい気分ですが、まだ他にも展示物があるので、引き続き見ていきたいと思います。
酒造りの主な行程を写真と文章で説明しているパネルが連続で展示されています。
…お世辞にも見やすい写真ではありませんがどういう行程で日本酒が造られているのか簡単ではありますが、知ることが出来ますね。
ここで、資料室の全体を見てみます。
ある部分をクローズアップしてみます。
これですね、上記の上槽(じょうそう)で酒袋を詰めている装置ですね。
上には圧力をかける為の装置もあるところから、ここが実際に日本酒を造られていた場所なんだなぁ…と写真を撮りながら思いました。
ちなみに、上槽の際に絞ったお酒ってどういう容器にいれられているかご存じでしょうか?
展示物は少々年季が入ってますが (^^; 、この容器にいっぱいに入れられます。
もちろんこれ一つじゃ入りきれないので、たくさんの容器が並べられるんでしょうね。
あと、これ以外ですと…。
私が気になっている九州大吟醸に関する展示物があったり。
原料となるお米の栽培に関する展示物があったり。
…と、まだ展示物はあともう少し残っていますが、少々長くなっているので、今回はひとまずここまでとしたいと思います。
酒造りがどういう風に行われているのか、初めて知った方もいらっしゃるかと思いますが、普段はなかなか見ることが出来ないことですので、私自身も大変興味深かったです。
では、次回に続きます。
また~。
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