鍋島 生酛 純米酒(熊本酵母) [日本酒]
どうも。蓮子です。
今回も、 前回(鷹来屋 五代目 特別純米酒) 同様、うらの酒店(その1) で購入した日本酒を紹介したいと思います。
それは、 富久千代酒造 の 鍋島 生酛 純米酒(熊本酵母) でして、発売されたばかりの日本酒です。
私は先日、福岡県飯塚市新飯塚の居酒屋 ご馳走家 むつごろう にて、 鍋島 純米吟醸 を頂いたことはありますが、今回紹介する 純米酒 は、試験的に挑戦された 鍋島の新しいお酒 であり、それだけに 癖 がありそうです。
そもそも、 生酛 って何よ?…という方もいらっしゃるでしょう。
実は、私もそんなには知らないです…。
こんな時は、 Wikipedia
詳細な説明については Wikipadiaの該当ページ に譲るとして、簡単にいうと、昔ながらの日本酒造りの手法で、蔵に住み着いている天然の乳酸菌を使います。
手間もかかりリスクも高い為、一時期は 速醸酛 (そくじょうもと)という手法で日本酒が造られるようになりましたが、最近は、昔ながらの日本酒造りに取り組む若い杜氏さんたちも増えてきており、この日本酒もその流れを組むと思います。
さてはて、どういう味がするのでしょうか?
まずは、裏のラベル情報を見てみましょう。
- 原材料:米、麹
- アルコール分:16.0度
- 日本酒度:-7
- 内容量:720ml
- 杜氏:飯盛 直喜
さて、呑んでみたいと思います。
まず最初に、冷や(常温)の状態でチャレンジしてみます。
今回のアテ(つまみ)は、牛肉の焼き肉です。
このお酒を購入する際に、 うらの酒店 の 店長さん から「このお酒に合うのは、 佐賀牛 です!」とおしえてもらいましたが、さすがに高級牛は手に入らないので、近所スーパーで割引されていた牛肉になります。
さて、いつもの如く、色から見ていくと…かすかに琥珀色...かな。
匂いは、凜とした香り。
ひとくち含んでみると、最初は甘い感じがしたのですが、次の瞬間…。
「ぅ、何だ、この味は」
…と、思ってみなかった味わいに驚きました。
何とも言えない香りが口中に広がったのです。
渋み…というのか、酸味というのか…。
何度か呑んでみたのですが、結論は同じです。
とりあえず、このままでは分からないままなので、牛肉を一枚、そのままで食べてみます。
少々高い牛肉だったのですが、軽く焼いただけで、少々脂っこいです。
その後、もう一枚口に含み、再度、お酒を口に含んでみます。
すると、今度は、 味に変化 が出てきました。
牛肉の脂っこさが消え、お肉の感触が楽しめるようになりました。
お酒の独特の匂いも気になりません。
ちなみに、別途、刺身で試してみましたが、何となくぱっとしませんでした。
次に、 熱燗 にしてみました。
再度、色を確認すると、冷やと比べると、 琥珀色 が強くなっています。
味は…酸味が強くなり、独特な香りが増しているようです。
温度が高い状態ですと、ますますお酒のアピールが強くなるのですが、燗冷ましの状態となると、やはり呑みやすくなりますね。
これは、アルコール度数が加熱することで低くなり、味わいが濃くなるからだ…と何かで見かけたような気がします。
…ということで、総合的な感想 は、「個性的でちょっと変わった純米酒を飲みたい方はぜひチャレンジして見て下さい」 ということです。
まぁ、私はどちらかというと、純米酒でも純米吟醸を選ぶ傾向が強いので、こういう昔ながらの純米酒のおいしさを理解出来ていない可能性が非常に高いので、参考程度に見て頂けると助かります。
今回も、後半は文字ばかりで申し訳ありませんでした。
今後はもうちょっと写真の数を増やしていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします-。
それでは、今回はここまで。
皆さん、ごきげんよう~。
- 鍋島 生酛 純米酒(熊本酵母)
- 原材料:米、麹
- アルコール分:16.0度
- 日本酒度:-7
- 内容量:720ml
- 杜氏:飯盛 直喜
- 製造年月:2009年08月
- 製造元:富久千代酒造合資会社
- 住所:佐賀県鹿島市浜町1244-1
- 電話:0954-62-3727